2021年03月20日
E3小銃 (4)
E3小銃(OKPD5.56mm小銃10.3型)の特徴として、ハンドガードのグレー塗装が挙げられます。
工業用の「N3」と呼ばれる塗料を焼き付け塗装することで、塗膜の強度を出しています。

下準備として、OKPD署員F氏の自前工房にてサンドブラストで塗装を剥がします。
この工程の後、塗装工場に送ります。

塗装工場から戻ってきたばかりのハンドガードです。
第一ロットとして5本塗装しました。

灯りと下地の関係で、写真と実物ではかなり差があるのですが、N3は暗めの灰色です。
ハンドガードの塗装が終わったので、固定用のボルトとナットを用意します。

ナットは8mm角のM5ステンレス製スクエアナットです。

ボルトは40mmのM5ヘックスボルトを使用します。
E3は6挺製作予定なので、1挺2本で合計12本のボルトを用意します。

写真左がハンドガード付属のボルトです。
ヘッドの六角穴の精度の問題か、締めていくと舐め易くなるので、写真右のM5ヘックスボルトに交換します。

付属のボルトナットと比べると3mm強長いので、切り飛ばします。

保護用のテープを巻きます。

グラインダーでボルト先端を削り飛ばします。
今回数えたらウチには3台のグラインダーがあり、砥石の種類が6枚とも違ってました。荒削りから仕上げまでいけます。

持ち手代わりのペンチの先端にも保護用テープを巻きます。
3mmくらいなら途中で冷やさずに一気に削ります。

面をとって完成です。
12本、勢いでやっつけます。

削り終わった順に、段ボールに刺していきます。

削った端面は、毎度お馴染みのブラックスチールでサッと一吹きします。

2時間くらい乾燥させて完成です。

ナット側は、嵌め込む窪みが10mm角なので、上下左右に1mmの隙間ができます。

治具を製作するため、1mm厚のアクリル板を用意します。


アクリル板を小札に切り出します。

ボルトを締め付ける際に、アクリル小札を挟んで角度を調節します。
続いてガスパイプを製作します。

CQB-R付属のガスパイプです。
E3ではガスブロックが前進するので、長さが40mmほど足りなくなります。

長さ1000mmφ4mmのアルミ棒を用意し、純正ガスパイプ+40mmで切り出します。
純正はφ4.5mmなのですが、アルミ製、スチール製ともに近所では見つけられませんでした。
加工性も考慮して、今回はφ4mmでいきます。

2x4材でこんな治具を製作します。
ちなみに作業台はウチの軽トラックの荷台です。高さが丁度良いの。

左側の溝上に少し見える黒い印までアルミ棒を差し込みます。

2x4端材を使って下の印まで曲げ、棒を入れ替えて平行になるまで曲げます。


純正と同じ曲げに仕上げました。ガスパイプも6挺分製作します。

1000mm長から切り出す際に高速カッターを使ったので、尺合わせと面取りもこれで済ませます。

どちらの端面も組み込み時に隠れるので、そこそこ綺麗に面が取れれば大丈夫です。
φ4.5→4mmの隙間とガタつきを埋めるスペーサーを製作します。


アッパーフレーム側は穴の形が歪なので、ビニールテープの細切りを巻きます。


ガスブロック側は、余ったシムを切り出したものを接着して、ヤスリで調整します。

パーツが揃ったので、早速組み立てます。

前出のの治具でハンドガード固定ナットの角度を調整しました。


付属品を一つずつ取り付けていきます。

この角度からだと、ハンドガードのN3塗装がよく分かります。半ツヤの工業製品ぽい質感です。
スリングアダプターとライトスイッチが逆ですね(汗)。

ライトスイッチの位置を修正し、インシュロックでケーブルを固定します。


組み立てていると、刻印付きのフロント/リアサイトが届いたので付け替えました。

E3改修を待つ人たち。
次回は、官給箱出し状態とエクがカスタムした状態を比較したり、OKPD署員それぞれのE3小銃を紹介できればと思います。
工業用の「N3」と呼ばれる塗料を焼き付け塗装することで、塗膜の強度を出しています。

下準備として、OKPD署員F氏の自前工房にてサンドブラストで塗装を剥がします。
この工程の後、塗装工場に送ります。

塗装工場から戻ってきたばかりのハンドガードです。
第一ロットとして5本塗装しました。

灯りと下地の関係で、写真と実物ではかなり差があるのですが、N3は暗めの灰色です。
ハンドガードの塗装が終わったので、固定用のボルトとナットを用意します。

ナットは8mm角のM5ステンレス製スクエアナットです。

ボルトは40mmのM5ヘックスボルトを使用します。
E3は6挺製作予定なので、1挺2本で合計12本のボルトを用意します。

写真左がハンドガード付属のボルトです。
ヘッドの六角穴の精度の問題か、締めていくと舐め易くなるので、写真右のM5ヘックスボルトに交換します。

付属のボルトナットと比べると3mm強長いので、切り飛ばします。

保護用のテープを巻きます。

グラインダーでボルト先端を削り飛ばします。
今回数えたらウチには3台のグラインダーがあり、砥石の種類が6枚とも違ってました。荒削りから仕上げまでいけます。

持ち手代わりのペンチの先端にも保護用テープを巻きます。
3mmくらいなら途中で冷やさずに一気に削ります。

面をとって完成です。
12本、勢いでやっつけます。

削り終わった順に、段ボールに刺していきます。

削った端面は、毎度お馴染みのブラックスチールでサッと一吹きします。

2時間くらい乾燥させて完成です。

ナット側は、嵌め込む窪みが10mm角なので、上下左右に1mmの隙間ができます。

治具を製作するため、1mm厚のアクリル板を用意します。


アクリル板を小札に切り出します。

ボルトを締め付ける際に、アクリル小札を挟んで角度を調節します。
続いてガスパイプを製作します。

CQB-R付属のガスパイプです。
E3ではガスブロックが前進するので、長さが40mmほど足りなくなります。

長さ1000mmφ4mmのアルミ棒を用意し、純正ガスパイプ+40mmで切り出します。
純正はφ4.5mmなのですが、アルミ製、スチール製ともに近所では見つけられませんでした。
加工性も考慮して、今回はφ4mmでいきます。

2x4材でこんな治具を製作します。
ちなみに作業台はウチの軽トラックの荷台です。高さが丁度良いの。

左側の溝上に少し見える黒い印までアルミ棒を差し込みます。

2x4端材を使って下の印まで曲げ、棒を入れ替えて平行になるまで曲げます。


純正と同じ曲げに仕上げました。ガスパイプも6挺分製作します。

1000mm長から切り出す際に高速カッターを使ったので、尺合わせと面取りもこれで済ませます。

どちらの端面も組み込み時に隠れるので、そこそこ綺麗に面が取れれば大丈夫です。
φ4.5→4mmの隙間とガタつきを埋めるスペーサーを製作します。


アッパーフレーム側は穴の形が歪なので、ビニールテープの細切りを巻きます。


ガスブロック側は、余ったシムを切り出したものを接着して、ヤスリで調整します。

パーツが揃ったので、早速組み立てます。

前出のの治具でハンドガード固定ナットの角度を調整しました。


付属品を一つずつ取り付けていきます。

この角度からだと、ハンドガードのN3塗装がよく分かります。半ツヤの工業製品ぽい質感です。
スリングアダプターとライトスイッチが逆ですね(汗)。

ライトスイッチの位置を修正し、インシュロックでケーブルを固定します。


組み立てていると、刻印付きのフロント/リアサイトが届いたので付け替えました。

E3改修を待つ人たち。
次回は、官給箱出し状態とエクがカスタムした状態を比較したり、OKPD署員それぞれのE3小銃を紹介できればと思います。