2020年10月27日
試作二〇式電磁加速銃 (5)
工程2のバレル系は簡単に形になったので、続いて工程3の冷却部をやっていきます。
まずは液化窒素(N2)ボンベ収容部から始めます。


BATONの20mmグレネードランチャー。
本来は20mm径のシェルを装填し、4個の6mmBB弾を同時発射させる物です。

これをアンダーレイルに取り付けます。

CO2ガスガン用のボンベです。
これをN2ボンベに見立てて20mmグレネードランチャーに差し込んで、ボンベ収容部にします。

組み立ててみるとちょっと貧相な感じで、イメージと合いませんでした。
この倍くらいの大きさが欲しいところです。

20mmの倍は40mm、と言う事で、40mmモスカート用のランチャーを使ってみます。


比較対象物がなくて判り辛いのですが、かなり巨大です。


下側のラッチを押さえて外すと、前側を支点にして下方向に展開します。

さっそく取り付けてみます。
2枚のプレートでレイルを挟み込むタイプです。

芋ネジを緩め過ぎて、プレートが抜けてしまいました。
差し込んであるだけなんですね。

本体に取り付けると、アンバランスな巨大さです。
ランチャーとトリガーガードの間には、N2の循環(または圧送)ポンプを設置するためのベースを取り付けます。

ST-MARTのダミー40mmグレネード。
4個入りですが、今回使うのは2個です。残りは別の工作で使用します。

プラスチック製なので軽い&加工が容易です。

取り敢えずランチャーに装填してみます。

前方から見ると、長さが少し足りない様な気もしますが、概ね合格です。
ざっと形になりました。
フロントヘビー過ぎて構えるのが困難です。何個か対策を考えているので、後ほど披露します。
まずは液化窒素(N2)ボンベ収容部から始めます。


BATONの20mmグレネードランチャー。
本来は20mm径のシェルを装填し、4個の6mmBB弾を同時発射させる物です。

これをアンダーレイルに取り付けます。

CO2ガスガン用のボンベです。
これをN2ボンベに見立てて20mmグレネードランチャーに差し込んで、ボンベ収容部にします。

組み立ててみるとちょっと貧相な感じで、イメージと合いませんでした。
この倍くらいの大きさが欲しいところです。

20mmの倍は40mm、と言う事で、40mmモスカート用のランチャーを使ってみます。


比較対象物がなくて判り辛いのですが、かなり巨大です。


下側のラッチを押さえて外すと、前側を支点にして下方向に展開します。

さっそく取り付けてみます。
2枚のプレートでレイルを挟み込むタイプです。

芋ネジを緩め過ぎて、プレートが抜けてしまいました。
差し込んであるだけなんですね。

本体に取り付けると、アンバランスな巨大さです。
ランチャーとトリガーガードの間には、N2の循環(または圧送)ポンプを設置するためのベースを取り付けます。

ST-MARTのダミー40mmグレネード。
4個入りですが、今回使うのは2個です。残りは別の工作で使用します。

プラスチック製なので軽い&加工が容易です。

取り敢えずランチャーに装填してみます。

前方から見ると、長さが少し足りない様な気もしますが、概ね合格です。
ざっと形になりました。
フロントヘビー過ぎて構えるのが困難です。何個か対策を考えているので、後ほど披露します。
2020年10月18日
Mk18 mod.1 (5)
Mk18 mod.1ハンドガードの組み込みが完了しました。


フラッシュハイダーとサプレッサーを取り付けて、干渉しないか確認します。

SAAのKACタイプレプリカ折り畳み式アイアンサイト。
前後セットなのですが、資料写真を見るとリアサイトは黒ばかりです。

CYMAのKAC300mタイプレプリカリアサイト。
タンカラーのリアサイトは備品箱へ入れました。

取り外した光学機器、フォアグリップなどを全部取り付けます。


東京マルイCQBR Block1ベースのMk18 mod.1完成です。
ハンドガードの塗装を除くと、作業時間は3時間でした。
「今更?」「マルイ買った方が」とかは言いっこ無しです。自分で作り上げる喜びこそ至上と思っています。
これで私の拙いNAVY SEALs装備に説得力が加えられる事でしょう。最近AOR1着てないので、久々に引っ張り出してみます。

今後の課題としては
・光学機器のテカリを抑える塗装(艶消しトップコート?)
・サプレッサーをタンカラーに塗装
・ストックの色調を整える
・グリップの形状を再考察し、必要なら交換
第6回目があればまたご覧になってください。


フラッシュハイダーとサプレッサーを取り付けて、干渉しないか確認します。

SAAのKACタイプレプリカ折り畳み式アイアンサイト。
前後セットなのですが、資料写真を見るとリアサイトは黒ばかりです。

CYMAのKAC300mタイプレプリカリアサイト。
タンカラーのリアサイトは備品箱へ入れました。

取り外した光学機器、フォアグリップなどを全部取り付けます。


東京マルイCQBR Block1ベースのMk18 mod.1完成です。
ハンドガードの塗装を除くと、作業時間は3時間でした。
「今更?」「マルイ買った方が」とかは言いっこ無しです。自分で作り上げる喜びこそ至上と思っています。
これで私の拙いNAVY SEALs装備に説得力が加えられる事でしょう。最近AOR1着てないので、久々に引っ張り出してみます。

今後の課題としては
・光学機器のテカリを抑える塗装(艶消しトップコート?)
・サプレッサーをタンカラーに塗装
・ストックの色調を整える
・グリップの形状を再考察し、必要なら交換
第6回目があればまたご覧になってください。
2020年10月18日
Mk18 mod.1 (4)
ハンドガード基部が無事付き、あとはもう楽勝なはずです。

MILITARY BASEのガスブロック。
ダニエルディフェンスのレプリカです。

CQBRのガスチューブを組み込むのですが、ガスブロック付属の割りピンがキツ過ぎて入りません。

取り敢えず、ガバガバですがCQBR付属の割りピンを入れます。

耐衝撃の瞬間接着剤で付けてしまいます。
前回ワッシャー代りにした銅線を鋭く切り飛ばして、先端に瞬着をつけて流し込みます。

固定完了です。
はみ出した部分は後で削るか塗るかします。

さて装着、と思ったらまた問題発生です。
バレルナットの径が太くて、ガスチューブがハンドガード基部に開けた穴に入りません。

ここまで来たら、もう力技で解決します。
お馴染みのグラインダーを使用します。

バレルナットを避けるため、ガスチューブの下側を削ります。
回転工具を使う場合はゴーグルとマスクを着用しましょう。

ガスチューブの加工が終わったら、さっそく取り付けます。
レーザーレベルを当てて、アッパーのレイルとガスチューブ、ガスブロックの中心を合わせて固定します。

ハンドガードを取り付けていきます。
まず上側のハンドガードをバレルに被せます。

アッパー側から留める4本のネジを手締めで締めます。

前側から留める2本のネジを手締めで締めます。
大まかに固定できたら、六角レンチを使って上左→上右→下左→下右→中左→中右の順に徐々に締め込んでいきます。


途中でアッパーやバレル、ガスブロックとの位置関係を確かめながら微調整します。

ハンドガードの下側を被せます。

ハンドガードを固定する-ネジを締めます。
左端の様に樹脂ワッシャーを付けます。

樹脂ワッシャーを潰していく感覚を感じながら、レイルの溝から覗かなくなるまで締め込みます。

ハンドガードに付属していたこのパーツ。
多分ハンドガード基部を締め付ける際に、アッパーのガスチューブ穴に入れて基部との間に挟んで、中心を出すための物だと思います。
今回の様にガスチューブを活かす場合は使わないので、今頃その存在に気付いても問題なしです。

MILITARY BASEのガスブロック。
ダニエルディフェンスのレプリカです。

CQBRのガスチューブを組み込むのですが、ガスブロック付属の割りピンがキツ過ぎて入りません。

取り敢えず、ガバガバですがCQBR付属の割りピンを入れます。

耐衝撃の瞬間接着剤で付けてしまいます。
前回ワッシャー代りにした銅線を鋭く切り飛ばして、先端に瞬着をつけて流し込みます。

固定完了です。
はみ出した部分は後で削るか塗るかします。

さて装着、と思ったらまた問題発生です。
バレルナットの径が太くて、ガスチューブがハンドガード基部に開けた穴に入りません。

ここまで来たら、もう力技で解決します。
お馴染みのグラインダーを使用します。

バレルナットを避けるため、ガスチューブの下側を削ります。
回転工具を使う場合はゴーグルとマスクを着用しましょう。

ガスチューブの加工が終わったら、さっそく取り付けます。
レーザーレベルを当てて、アッパーのレイルとガスチューブ、ガスブロックの中心を合わせて固定します。

ハンドガードを取り付けていきます。
まず上側のハンドガードをバレルに被せます。

アッパー側から留める4本のネジを手締めで締めます。

前側から留める2本のネジを手締めで締めます。
大まかに固定できたら、六角レンチを使って上左→上右→下左→下右→中左→中右の順に徐々に締め込んでいきます。


途中でアッパーやバレル、ガスブロックとの位置関係を確かめながら微調整します。

ハンドガードの下側を被せます。

ハンドガードを固定する-ネジを締めます。
左端の様に樹脂ワッシャーを付けます。

樹脂ワッシャーを潰していく感覚を感じながら、レイルの溝から覗かなくなるまで締め込みます。

ハンドガードに付属していたこのパーツ。
多分ハンドガード基部を締め付ける際に、アッパーのガスチューブ穴に入れて基部との間に挟んで、中心を出すための物だと思います。
今回の様にガスチューブを活かす場合は使わないので、今頃その存在に気付いても問題なしです。
2020年10月18日
Mk18 mod.1 (3)
MADBULLのMk18 mod.1ハンドガードを組んでいきます。

よく見たらダニエルディフェンス公認マーク付きです。
もしかして元になるハンドガードのパーツは、東京マルイのmod.1と同じ物なのでは?
あちらはアルマイトであの色調ですが。

これがアッパーにハンドガードを固定する要となるパーツです。
よく見るとガスチューブを通す穴だけ塞がっています。
ガスガンなのでガスチューブは飾り、無くても動作に支障は無いのですが、ハンドガードの隙間からチラリと覗くチューブにロマンを感じるので、開口します。

ボール盤にセットします。

φ5mmの切り先で開口します。
切り屑による怪我防止のため、ゴーグルとマスクを着用しましょう。

開口したら、縁のバリをヤスリで削って仕上げます。
アルミ製なので作業自体は楽に進みます。

ハンドガード基部、ORGAのバレルガイド(写真紛失)、ハンドガード付属のバレルナットの順に組み込んでいきます。

バレルナットをしっかり締め込んでみましたが、アッパーとハンドガード基部に0.3mmの隙間が開き、基部がガタついてしまいます。

ワッシャーを自作してみます。
商売道具のVVF1.6を剥いて銅線を取り出します。

円形に整形して、ハンドガード基部に嵌めて締め込んでみます。
結果から言うとVVF1.6では太過ぎました。
潰れてくれるのを期待しましたが、電気銅も案外硬いです。

今度は1.25mm2の捻線を仕込んでみます。

剥いたらコヨリの様に捻って解れを無くし、円形に整形してハンドガード基部へ嵌めます。

今度はしっかり留まりました。
ここはハンドガードとそれに付随する光学機器やフォアグリップなどの負荷を全部受け持つところなので、なにはなくともしっかり固定しましょう。

よく見たらダニエルディフェンス公認マーク付きです。
もしかして元になるハンドガードのパーツは、東京マルイのmod.1と同じ物なのでは?
あちらはアルマイトであの色調ですが。

これがアッパーにハンドガードを固定する要となるパーツです。
よく見るとガスチューブを通す穴だけ塞がっています。
ガスガンなのでガスチューブは飾り、無くても動作に支障は無いのですが、ハンドガードの隙間からチラリと覗くチューブにロマンを感じるので、開口します。

ボール盤にセットします。

φ5mmの切り先で開口します。
切り屑による怪我防止のため、ゴーグルとマスクを着用しましょう。

開口したら、縁のバリをヤスリで削って仕上げます。
アルミ製なので作業自体は楽に進みます。

ハンドガード基部、ORGAのバレルガイド(写真紛失)、ハンドガード付属のバレルナットの順に組み込んでいきます。

バレルナットをしっかり締め込んでみましたが、アッパーとハンドガード基部に0.3mmの隙間が開き、基部がガタついてしまいます。

ワッシャーを自作してみます。
商売道具のVVF1.6を剥いて銅線を取り出します。

円形に整形して、ハンドガード基部に嵌めて締め込んでみます。
結果から言うとVVF1.6では太過ぎました。
潰れてくれるのを期待しましたが、電気銅も案外硬いです。

今度は1.25mm2の捻線を仕込んでみます。

剥いたらコヨリの様に捻って解れを無くし、円形に整形してハンドガード基部へ嵌めます。

今度はしっかり留まりました。
ここはハンドガードとそれに付随する光学機器やフォアグリップなどの負荷を全部受け持つところなので、なにはなくともしっかり固定しましょう。
2020年10月18日
Mk18 mod.1 (2)
Mk18 mod.1のハンドガードが(非常に)巧く塗装できたので、勢いに乗って組み立てていきます。
今回は分解編なので、詳しい方は読み飛ばしてください。

光学機器、ライトなどを外します。

ガスブロック下部の芋ネジを六角レンチで外します。

ガスブロック横の2箇所のピンをポンチで外します。

ついでにガスブロックとガスチューブを繋ぐピンも外します。

ガスブロックを前方に引き抜きます。

ハンドガード付け根上側の六角ネジを外します。

デルタリングをアッパー側に引くと、ハンドガードが上下二つに割れて外れます。

バレル付け根下側の+ネジをドライバーで外します。

ハンドガード基部、デルタリング、バネを外します。


バレルナットをバレルナットレンチで外します。
銃口側から見て左に回すと外れます。

これでハンドガード交換の準備ができました。

次回はハンドガードを組んでいきます。
今回は分解編なので、詳しい方は読み飛ばしてください。

光学機器、ライトなどを外します。

ガスブロック下部の芋ネジを六角レンチで外します。

ガスブロック横の2箇所のピンをポンチで外します。

ついでにガスブロックとガスチューブを繋ぐピンも外します。

ガスブロックを前方に引き抜きます。

ハンドガード付け根上側の六角ネジを外します。

デルタリングをアッパー側に引くと、ハンドガードが上下二つに割れて外れます。

バレル付け根下側の+ネジをドライバーで外します。

ハンドガード基部、デルタリング、バネを外します。


バレルナットをバレルナットレンチで外します。
銃口側から見て左に回すと外れます。

これでハンドガード交換の準備ができました。

次回はハンドガードを組んでいきます。
2020年10月18日
Mk18 mod.1 (1)


先日、友人が東京マルイのCQBR Block1を手放すという事で、身受けしてきました。
友人曰く「映画の影響でMk18 mod.0を目指した」という事で、パーツは一通り交換されていました。
見受けしてから数日後、東京マルイからMk18 mod.1が発売されました。
他社との競合など様々な問題があるとはいえ、本来なら一年以上前には発売していて欲しかったモデルです。
私事ですが、2000年代中盤から2010年代中盤までのAOR1迷彩の時期のNAVY SEALsとしても活動もしておりまして、Mk18 mod.1は是非とも欲しいアイテムではありました。
欲しい = 所持していない
そう、私はまだMk18 mod.1を持っていないのです。
ここで選択肢は二つ。
1・素直に東京マルイ製を買う
2・諦める

(中略)二日後には届いてました。
MADBULのMk18 mod.1ハンドガード、9.5インチタンカラー。
噂で聞いていたよりもかなり濃い茶色です。

定番のインディのパーカーシールでオーバーコートする事にします。

まずは裏側で試し吹きします。
お、かなり良い感じになるのでは?

表側に吹いていきます。

薄く3回吹きました。
濃いめのグレーっぽい色で、よく見ると下地のタンが透けて見えます。
刻印やスロットナンバーも綺麗に残りました。
2回で止めておけば、とも思いましたが、コレはコレで良い仕上がりになりました。
組み立てる前に、私の塗装技術がどれ程のものなのか確認したくなったので、ショップに入荷したばかりの東京マルイMk18 mod.1と比べてみます。
(撮影協力:NOSEART 2nd)




すべて上側が東京マルイです。
光の当たり方にも拠りますが、合格点という事で。
2020年10月13日
試作二〇式電磁加速銃 (4)
作業工程を決めたら、さっそく手を動かしていきます。
まずは全体像を把握したいので、工程2のバレル周りからやっていきます。


謎シャシーから謎コンプを外します。
コンプの下側がムクなので、アルミ製なのにかなり重いです。


スライドを外し、分解します。
アウターバレルとチャンバーも分解しておきます。

今日の主役、DGI Guns謹製Hi-CAPA5.1用アウターバレル。
選択ポイントは
・ショートリコイルキャンセル
・先端に11mm正ネジ
・アルミ製で加工が容易
の3点です。


チャンバーに取り付けて、左右2ヶ所の芋ネジが当たる部分にマーキングします。


マーキングした所をリューターで0.5mmほど削ります。


アウターバレルを取り付けます。
芋ネジの緩み留めに、ロックタイトを使います。


左右均等に締め込んで、バレル完成です。

スライドに組み込んでみます。
スライド前端から3mmほど突き出します。

シャシーと合わせてみるとこんな感じに。


本日のもう一方の主役、SLONG AIRSOFTのサイレンサー。
選択ポイントは
・直径27mm
・11正-14逆アダプター付属
の2点です。


本体と接続してみると、ダストカバーとのクリアランスも計算通りでテンション上がります。
まずは全体像を把握したいので、工程2のバレル周りからやっていきます。


謎シャシーから謎コンプを外します。
コンプの下側がムクなので、アルミ製なのにかなり重いです。


スライドを外し、分解します。
アウターバレルとチャンバーも分解しておきます。

今日の主役、DGI Guns謹製Hi-CAPA5.1用アウターバレル。
選択ポイントは
・ショートリコイルキャンセル
・先端に11mm正ネジ
・アルミ製で加工が容易
の3点です。


チャンバーに取り付けて、左右2ヶ所の芋ネジが当たる部分にマーキングします。


マーキングした所をリューターで0.5mmほど削ります。


アウターバレルを取り付けます。
芋ネジの緩み留めに、ロックタイトを使います。


左右均等に締め込んで、バレル完成です。

スライドに組み込んでみます。
スライド前端から3mmほど突き出します。

シャシーと合わせてみるとこんな感じに。


本日のもう一方の主役、SLONG AIRSOFTのサイレンサー。
選択ポイントは
・直径27mm
・11正-14逆アダプター付属
の2点です。


本体と接続してみると、ダストカバーとのクリアランスも計算通りでテンション上がります。
2020年10月12日
試作二〇式電磁加速銃 (3)
前回の脳内妄想を具体化するために、簡単なスケッチを書いてみます。

ざっとこんな感じ。
雰囲気が判れば良いので、旨いヘタは関係ない、はず?
スケッチを描く事で、今回の製作工程が見えてきました。
順に挙げていくと
工程1 スライドの造形
工程2 バレル、加速部の造形
工程3 冷却部の造形
工程4 サイト、グリップ、マガジンなどの造形
工程5 塗装
以上5つくらいでしょうか。
各工程ごとに必要な物を書き出してストック箱を漁り、イメージに近い物を割り当てていきます。
無い物はパーツ発注をしていきます。

ざっとこんな感じ。
雰囲気が判れば良いので、旨いヘタは関係ない、はず?
スケッチを描く事で、今回の製作工程が見えてきました。
順に挙げていくと
工程1 スライドの造形
工程2 バレル、加速部の造形
工程3 冷却部の造形
工程4 サイト、グリップ、マガジンなどの造形
工程5 塗装
以上5つくらいでしょうか。
各工程ごとに必要な物を書き出してストック箱を漁り、イメージに近い物を割り当てていきます。
無い物はパーツ発注をしていきます。
2020年10月11日
試作二〇式電磁加速銃 (2)
前回で加速した脳内妄想を現実世界にコジ付けるために、簡単な設定を書いてみます。
-------------------------------
試作二〇式電磁加速銃
丸井工業で研究開発中の、弾丸を電磁的に加速(発射は火薬)して高速度で徹甲弾を撃ち出す拳銃。
装甲を纏った人型活動体を撃破するために、OKPDに内密に貸与された。
通常の銃と同じく発射には火薬を用いるが、銃身内で2段階の電磁的加速を加え、1800m/sの高初速で弾丸を撃ち出す。
使用する弾丸は.45ACPと同サイズで、弾頭部分が高硬度の侵徹体とそれを包む磁性体のサボになっており、戦車砲で運用されるAPFSDSと同じ様な構造になっている。
バレルはライフリングの無い一次加速帯に置き換えられ、サプレッサー様の二次加速帯と併せて弾頭を加速させる。
一次加速帯は3本のリニア電磁石を使用して撃発直後の弾頭を1300m/sまで加速。続く環状電磁石を6個直列に配した二次加速帯で1800m/sまで加速する。
弾頭は銃口を出た直後に空気抵抗でサボが外れ、全ての運動エネルギーは侵徹体に集中される。
タングステン合金製の侵徹体は、尾部の小翼で緩く回転して飛翔時の直進安定性を保つ。
試作体はSTI2011フレーム(所謂Hi-CAPA)を使用している。
ハンマー、シアー、ファイアリングピンなどの撃発機構は、構造はそのままに非磁性体に置き換えられている。チャンバーは強度確保のため、外側に非磁性塗料を塗布している。
シャシー、スライドは加速帯の冷却ジャケットとしての機能を持ち、アンダーレイルに取り付けられた交換式の液体窒素ボンベと併せて、発射時に電磁石から発生する莫大な熱を抑えている。
マガジンはダブルカラム(14発装填)の物を使用し、3発の弾丸と大容量バッテリーを内蔵させている。予備マガジンと予備液体窒素ボンベを付け替えれば継続射撃が可能だが、銃身(電磁石)寿命の関係で連続8発までに制限されている。
-------------------------------
厨二病全開ですが、設定を考えている時ってメチャクチャ楽しいです。
次回はこの設定に基づき、簡単なスケッチを描いていきます。
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試作二〇式電磁加速銃
丸井工業で研究開発中の、弾丸を電磁的に加速(発射は火薬)して高速度で徹甲弾を撃ち出す拳銃。
装甲を纏った人型活動体を撃破するために、OKPDに内密に貸与された。
通常の銃と同じく発射には火薬を用いるが、銃身内で2段階の電磁的加速を加え、1800m/sの高初速で弾丸を撃ち出す。
使用する弾丸は.45ACPと同サイズで、弾頭部分が高硬度の侵徹体とそれを包む磁性体のサボになっており、戦車砲で運用されるAPFSDSと同じ様な構造になっている。
バレルはライフリングの無い一次加速帯に置き換えられ、サプレッサー様の二次加速帯と併せて弾頭を加速させる。
一次加速帯は3本のリニア電磁石を使用して撃発直後の弾頭を1300m/sまで加速。続く環状電磁石を6個直列に配した二次加速帯で1800m/sまで加速する。
弾頭は銃口を出た直後に空気抵抗でサボが外れ、全ての運動エネルギーは侵徹体に集中される。
タングステン合金製の侵徹体は、尾部の小翼で緩く回転して飛翔時の直進安定性を保つ。
試作体はSTI2011フレーム(所謂Hi-CAPA)を使用している。
ハンマー、シアー、ファイアリングピンなどの撃発機構は、構造はそのままに非磁性体に置き換えられている。チャンバーは強度確保のため、外側に非磁性塗料を塗布している。
シャシー、スライドは加速帯の冷却ジャケットとしての機能を持ち、アンダーレイルに取り付けられた交換式の液体窒素ボンベと併せて、発射時に電磁石から発生する莫大な熱を抑えている。
マガジンはダブルカラム(14発装填)の物を使用し、3発の弾丸と大容量バッテリーを内蔵させている。予備マガジンと予備液体窒素ボンベを付け替えれば継続射撃が可能だが、銃身(電磁石)寿命の関係で連続8発までに制限されている。
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厨二病全開ですが、設定を考えている時ってメチャクチャ楽しいです。
次回はこの設定に基づき、簡単なスケッチを描いていきます。
2020年10月09日
試作二〇式電磁加速銃 (1)
2020年8月のある暑い夏の夜、OKPD(岡山市警察)の秘密会議が開かれた。
議題は1年前から棚上げになっている「映画OKPD 水島事件(仮)」の脚本について。集まったのは撮影担当F、脚本担当N、そしてOKPD主宰の私エクの3人。
Nの脚本は7割方出来上がっているが、終盤の落とし所の目処がつかないという。詳細はまだ公表出来ないので伏せるが、要はラスボスの倒し方が決まらないのだ。
「三人寄れば文殊の知恵」などと云うが、なかなかどうして良い案は出ない。其々いくつかの案を出していくうちに、案にある傾向がある事に気が付いた。
その傾向の一つに「特殊弾頭パターン」と名付けたモノがある。強力な武器でラスボスを粉砕、という王道パターン。裏を返せばベタなやり方。
前置きが長くなってしまったが、その特殊弾頭パターンのうちの一つを具体的に形にしてみよう、と思ったのがこのプロジェクトの始まりでした。
会合があったその月の終わりにはアームズマガジン10月号が発売され、100ページ目に「空想銃製作指南」前編が掲載された。
「コレこれ! こういうのをやりたかったんだよ!」
自分の思いと似た記事に嬉しさ半分、「これと同じ物はもう作れない」という焦りの気持ち半分で複雑でした。
どういう機構の銃にするか? どんな姿にするか?
一月ほど燻りながら悶えていたところ、深夜に立ち寄った近所の中古屋で運命の出会いを果たしました。

マルイのHi-CAPA5.1をベースに、ロングシャシー(ロアフレーム)+コンプを組み込んだモノ。
「この長い銃身で弾丸を加速して、、」
脳内妄想が一気に加速しました。
気がついたら一緒に家に帰ってたので、もう運命以外の何者でもないですね。
前オーナーさんサンクスです。
LayLaxのキットを組んだものと思ってましたが、帰って調べてみると全然違いました。どこの製品なんでしょうね?
ともあれ、これを元に「試作二〇式電磁加速銃(仮)」を製作していきます。
議題は1年前から棚上げになっている「映画OKPD 水島事件(仮)」の脚本について。集まったのは撮影担当F、脚本担当N、そしてOKPD主宰の私エクの3人。
Nの脚本は7割方出来上がっているが、終盤の落とし所の目処がつかないという。詳細はまだ公表出来ないので伏せるが、要はラスボスの倒し方が決まらないのだ。
「三人寄れば文殊の知恵」などと云うが、なかなかどうして良い案は出ない。其々いくつかの案を出していくうちに、案にある傾向がある事に気が付いた。
その傾向の一つに「特殊弾頭パターン」と名付けたモノがある。強力な武器でラスボスを粉砕、という王道パターン。裏を返せばベタなやり方。
前置きが長くなってしまったが、その特殊弾頭パターンのうちの一つを具体的に形にしてみよう、と思ったのがこのプロジェクトの始まりでした。
会合があったその月の終わりにはアームズマガジン10月号が発売され、100ページ目に「空想銃製作指南」前編が掲載された。
「コレこれ! こういうのをやりたかったんだよ!」
自分の思いと似た記事に嬉しさ半分、「これと同じ物はもう作れない」という焦りの気持ち半分で複雑でした。
どういう機構の銃にするか? どんな姿にするか?
一月ほど燻りながら悶えていたところ、深夜に立ち寄った近所の中古屋で運命の出会いを果たしました。

マルイのHi-CAPA5.1をベースに、ロングシャシー(ロアフレーム)+コンプを組み込んだモノ。
「この長い銃身で弾丸を加速して、、」
脳内妄想が一気に加速しました。
気がついたら一緒に家に帰ってたので、もう運命以外の何者でもないですね。
前オーナーさんサンクスです。
LayLaxのキットを組んだものと思ってましたが、帰って調べてみると全然違いました。どこの製品なんでしょうね?
ともあれ、これを元に「試作二〇式電磁加速銃(仮)」を製作していきます。